5月、6月に読んだ本

暑いですね~。
今年もあれよという間に半年が過ぎて、折り返しました。
5月は旅行気分で浮かれ、6月はその余韻でふわふわ気分を引きずっていましたが
7月になって普通に戻りました(笑)
そんな浮かれ気分で読んだ本です。ヽ(´∀`)ノ


「芸術とは何か」   千住 博

芸術と絵画、日本画と西洋画、古典と現代芸術、創作と作品、芸術と画家、
芸術と教育、価値と価格、美術館と展覧会、東京とニューヨーク、日本と日本人、
芸術の力、 以上11章で147の質問に明確に答えられています。
曖昧な答えでないところが気持ちいいです。

「なぜ日本人は印象派が好きなのですか?」という問いのところでは
浮世絵に触れています。
パリ万博などの機会を通して日本からの浮世絵がパリの人々の目に入ったこと。
それも磁気の包み紙として利用されていたところからだというのには驚きました。
当時浮世絵は安価で大量に印刷されたチラシやパンフレットのような存在だったとか。
こんな一般庶民の生活などを描いていいんだ!と驚いた画家たちが影響をうけて
描いたものが印象派の作品。
印象派が逆輸入され、改めて洋の東西を結び、完結したと言っていいと答えられています。





「美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯」   中野京子

38歳の生涯、自分が歳を重ねて既に20年近くも年長になっていると
その短い年月に様々なことがあったことに感嘆します。
本来なら違った人生を歩むはずだったのが王妃になって激流の中へ。
民衆の不満がアントワネットに向けられて、そういった力の恐ろしさ、
残虐さを思いました。





「100均フリーダム」     内海慶一

100均の置物、飾り物系が主で、変なものに焦点を当てて写真入りでコメントがついています。
100均パートの私なので見たことがあるものもあって、「これ、誰が買うんだろう?」と思っていたものが
載っていて可笑しかったです。
変なものコレクターって、いらっしゃるんですね。
著者が言っていますが、ほんとにどうしてこれが商品化されてしまったのか謎、そんなものが多々。
でもそれも古き時代の100均で、今はもうこの本にあるものは姿を消しています。
本当に質がよくなった100均 (さりげなくアピール・(笑))




「タマネギのひみつ」    黒柳徹子・糸井重里

黒柳さんと糸井さんの対談です。
私はお二人とも好きなので、楽しく読みました。

あらいぐまラスカルはあらいぐまではなくてレッサーパンダです、と黒柳さんが断言されていました。
たしかに、言われてみればあの色はあらいぐまじゃない、レッサーパンダだ。
ということで、あらいぐまラスカルの原作を読んでみようと思います。



「わたしをみつけて」     中脇初枝

主人公の弥生は生まれてすぐに捨てられた子だったので両親はもちろん、誕生日も名前もわからない。
施設でそだって 医療の現場で働くようになる。
明るく楽しいお話ではないですが、読後感はよかったです。
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4月に読んだ本

ツツジがあちらこちらできれいに咲いています。
花が咲いて知る、こんなに街中にツツジが植えられていることに。
ハナミズキも清楚で美しいです。

4月に読んだ本。



「もう一度倫敦巴里」    和田誠

ながらく復刊を待たれていた伝説的名著の40年ぶりの刊行。
ということで読んでみました。
和田誠さんって、こんなに面白い方だったんだ!というのが最初の感想。
年代的に私は後を行く人なので、わからない部分もありましたが、これ同世代の人には
本当に楽しい本だと思いました。





「シウマイの丸かじり」    東海林さだお

「丸かじりシリーズ」の39作目。
前作「メンチカツの丸かじり」は面白さがあまりなかったので心配していましたが、
以前の感じに戻ってきていました。
よくネタを考えつくものだと思います。




「わたくしたちの旅のかたち」  兼高かおる  曽野綾子

兼高かおるさん、曽野綾子さんの対談です。
この本を手にとるのは50代以上の方が主かと思われ、よって活字が大きくて読みやすく
メガネ無しで読めました。
読んでいて、背筋が伸びるような、本当に素敵なおふたりの語りです。

昭和20年の終戦と同時に、それまで敵国だったアメリカが憧れの対象に。
当時はまだ海外への渡航は自由化されていなかった。
海外旅行など、夢のまた夢。
昭和34年、「兼高かおる世界の旅」がはじまった。
観光目的の渡航が自由化されたのは、その5年後の昭和39年のこと。
しかし、海外旅行の費用は自動車1台分より高かった。
海外が身近になった1970年代。
高度成長にわく日本の空に、初めてパンアメリカン航空のジャンボジェット機が登場。
以降、高価だった旅行代金は大幅に引き下げられ、海外旅行は一気に身近になった。
急激な円高とバブル経済の恩恵で出国ラッシュは続く。
昭和54年に創刊された「地球の歩き方」を片手に貧乏旅行を楽しむバックパッカーも激増した。
時代は昭和から平成へ。
同時にインターネットの登場で、世界は一つにつながった。
しかし、グローバル化が叫ばれる一方で、若者の内向き志向は加速。
海外渡航者数は、年々減少の一途をたどる。
逆に訪日外国人の数は大幅に増加。
日本の歴史や伝統文化の魅力は、外から再発見されつつある。

私が初めて海外(ハワイ)へ行ったのが、「地球の歩き方」創刊の1年後。
観光目的の海外旅行の自由化が昭和39年とはびっくりしました。
本当に急激に海外へ行きやすい環境が整ったのだと、私の生きてきた時代は
恵まれていると思いました。





「別府倫太郎」     別府倫太郎 

2002年生まれ、自ら「生まれたときから書き手」と記している倫太郎くん。
この本には10歳から14歳までに書いたものが掲載されています。
5歳の時に円形脱毛症になり、その後3か月ほどかけて全身の毛が抜けてしまった。
原因はわからず治療法もありません。
そして7歳の時に小児ネフローゼ症候群を発症。
腎臓の病気で、今も完治はしていないそうです。
小学2年生の時、学校へ行かないという選択をする。
サラリと書いてあるけれど、いじめです。
病気治療の副作用で太ったり、髪がないことへのいじめ。
でも、たくさん本を読んだようで、文章は大人です。
いじめがなく学校へ行っていたら、こんなに立派な文章は書けなかったかな?
関係なく書けたかな?
書けていなくたって学校で楽しく過ごせたら、そっちのほうが良かったのに。
文章には胸を打たれたけれど、切なさも膨らんでいった本でした。




「賢女の極意」       林真理子

週刊文春の連載は面白いのに、この本のつまらなさはどうなっちゃてるの~!?
遅読の私が20分で読める。
字が大きすぎ。
書店で見たら買わないでしょうが、ネットでは危険です。(笑)






「「天才」の育て方」         五嶋節
 
「題名のない音楽会」の司会をしていた五嶋龍くんが好きで、でも司会を終えられたので残念。
そして 龍くん母の本を読みました。
二人のこどもは天才ではない。 天才、神童、という言葉はベートーヴェンやモーツァルトほどの
人物に対して使われるべき言葉で、ふたりの天才を育てたなんて思ったこともない、
と断言されているのにこのタイトルにしてしまう編集部って。  なんだかね。。
節さんは大阪のおばちゃん でした。
サバサバしていて私は大好き。
楽しく読めました。

3月に読んだ本


桜が咲いていますが、ちょっと寒いと感じます。
場所によって満開だったり、まだあまり開いていなかったり。
一斉に咲くもの、と思っていたのでばらつきにびっくり。
いつもそうだったかな?
3月に読んだ本です。


「人生を変えてくれたペンギン」   トム・ミッチェル

表紙の可愛らしいマゼランペンギンは、ファン・サルバドールと名付けられたこの本の主役です。
このファン・サルバドールの絵が折々に描かれていて、絵を見ているだけで癒されます。
1960年代の話なのかな? たぶんその位の時代のことで実話だそうです。
ウルグアイのブンタ・デル・エステの海岸で重油にまみれてたくさんのペンギンが死んでいました。
そこを通りかかった著者が、まだ息をしているペンギンを発見して助けます。
インターネットのない時代、ペンギンの洗い方も調べられない中 とにかく助けたい一心で
ペンギン洗いに格闘します。
クチバシで噛まれて血だらけになりながら洗っていると、ペンギンはやがて自分を助けようと
洗ってくれているのだと悟ります。
その瞬間から二人(著者とペンギン)の心が通い合いました。

「なぜペンギンは触れ合う人間にこれほど安らぎと慰めを与えてくれるのか?」
とありますが、ファン・サルバドールは著者が勤務していた学校で生徒たちとたくさん触れ合い
人気者になっていきました。
原題は 「The Penguin Lessons」
生きものが棲み続けられる海を守っていかないといけないのだということも思いました。




「謎のアジア納豆」    高野秀行

エピローグに 「いったんのめりこむとどこまでも突き進む性格だが、まさか納豆なぞというものに
ここまで行ってしまうとは夢にも思わなかった」  とありますが、本当に凄いです。
納豆でこんなにも書くことが溢れちゃうなんて、読み応えがありました。
納豆は藁に包んで発酵させて出来たもので日本の食べ物、と思っていましたが
それは全く違いました。
納豆は「辺境食」だったと著者は言われていますが、国は違っても人間の知恵は同じところに
行きついていてそれも面白いと思いました。
読んでいると納豆を食べたくなります。
納豆好きな方、是非読んでみてください。
私は大粒で粘りの少ない納豆が好きです。







「サロメ」    原田マハ

とても面白かったです。

世紀末ヨーロッパで一世を風靡した作家オスカー・ワイルド、彼の戯曲『サロメ』に悪魔的挿画の数々を提供した夭折の画家オーブリー・ビアズリー、姉で女優のメイベル・ビアズリー。この三人の関係が、史実という大樹に絡みつく蔓草のようなフィクションに彩られる。

↑という話で、本を開けばオーブリーの欝々とした世界へ入れます。
25歳という若さで病気で亡くなるのですが、芸術的才能の塊りのような人で、
オスカー・ワイルドとの出会いによって更に磨かれていく、そして異世界へはまっていく
様子が描かれています。
弟に献身的な姉のメイベルが話が進むうちにいつのまにか「あれっ、お姉ちゃんが怖くなってきてる!」
と気づいて、そこにゾクッとしてしまいました。
ネットでビアズリーの絵を見てみましたが、私の好みではありませんでした。





「おせっかい屋のお鈴さん」    堀川アサコ

お鈴さんは可愛い女の子の幽霊、 成仏できずにいるのだけど信金に務めるOLカエデにはなぜか見える。
仙台を舞台にしたファンタジーというか 妄想的お話です。
ほっこり気分になれます。





2月に読んだ本

一月往ぬる、二月逃げる、三月去る って言いますが本当に二月は瞬く間に終わってしまいます。
私のパート先が閉店、そして場所を移しての開店となり二月は閉店準備、
そして三月は開店準備で慌ただしく去っていきそうです。
花粉も気になり始めました。
読書時間とヴァイオリン練習時間はしっかり確保してマイペースを保っていきたいです。
逃げる二月に読んだ本。


「渋谷の農家」     小倉崇

40代になって突如農業の面白さに目覚めた著者が渋谷道玄坂のビル屋上に巨大プランターの畑を
作ったノンフィクションです。
夢物語のようなことを実現させていくお話なので楽しく読めました。

有機農家のパイオニアたちとして 小豆島でのオリーブ栽培農家、長崎のお茶農家
自然栽培で 鳥取の麻農家、岡山の米農家が紹介されてます。
楽に儲けようと思わず、敢えて苦労が多く成功するかもわからない道に進む。
どの話にも感銘をうけました。

これには本当にビックリ!!
   ↓
ハウスで育てるマンゴーの受粉をハエにさせるためにハエを育てる。
(ミツバチではハウス内が暑すぎて死んでしまう)
ハウスの天井からいくつも吊るされたバケツ、 その中には魚のアラ。
それが腐ってものすごい腐臭のハウス。
ハエを上手に産ませられる人がマンゴー作りも上手い というのが常識なんだそう。





「一汁一菜でよいという提案」   土井善春

一汁一菜とは ご飯、味噌汁、漬物のこと。
えっ!? 私は一菜とはメインのおかずのことかと思っていました。
漬物だなんて~、そして漬物なかったらそれでもかまへん、言うてます。
ご飯と具だくさんの味噌汁、これだけで必要な栄養は充分摂れる
忙しい中無理に品数を増やさなくてもええんやでぇ と料理研究家の土井さんが
優しく語りかけてくれる本です。
すっごく気持ちが楽になります。
味噌の素晴らしさがわかります。
味噌の中では塩分その他の環境的条件から、食中毒などを引き起こす細菌は
ほとんど生きられず O-157といった大腸菌を埋め込んでも死滅するそうです。
ご飯と味噌汁ってなにより飽きないというのが凄いし、日本人なんだな~と思いました。
ですが私はやっぱりおかず3品は欲しいな~
手を掛けないおかずでいいから3品欲しい(笑)



「戦場のコックたち」    深緑 野分

戦時中の料理人の苦労話かなぁ、どんな料理を作ったのかなぁ、
なんて思っていたらそういう話ではありませんでした。
舞台はフランス、ノルマンディーで 米軍特技兵(コック)仲間の間で起こる出来事、
ミステリーとまではいかないちょっとした謎解きでした。





「デトロイト美術館の奇跡」   原田マハ

昨年11月に上野で「デトロイト美術館展」を観て、そのコレクションの豊富なことに驚きましたが
2013年にデトロイト市が財政破綻の危機に陥り、そのコレクションを売ることも考えられていたとは
知りませんでした。
存続出来て本当に良かったと思います。
実話に基づくファンタジーといった感じの小説です。
100ページで1ページの字数も少なく簡単に読めます。
本屋さんで手に取ったら「こんなに薄いんだ」とわかるけれどAmazonでクリックして
届いたらきっとムッとするのではないかと思いました。






「ビューティーキャンプ」        林真理子

ミス・ユニバースの日本代表を決める裏側のお話。
とても読みやすかったです。
最終候補者12人を二週間のキャンプで鍛えていくのですが
指導するエルザ(実在の人がモデルなのかな)のキャラが強すぎて
最後まで好きになれませんでした。
豊胸手術をしないなら帰って!! なんて言っていいこととは思えない。
素で勝負するのかと思っていたので整形や豊胸手術が当たり前のコンテストなんて
興覚めでした。

1月に読んだ本

2月になりました。
梅の花が咲いています。
まだ寒いこの時季に咲く姿が凛々しいです。
1月に読んだ本です。


「紙の月」    角田光代


銀行の契約社員が顧客の孫の大学生に出会って横領を重ねてついには1億円。
そして逃亡・・  で、捕まる直前で話は終わります。
映画化されて主人公を宮沢りえさんが演じました。
映画は観ていないですが、この役にぴったり、 読みながら頭の中ではりえさんでいっぱいでした。
どこまでいっちゃうんだろう、と一気読みでした。
請われて貢いだのではなく、してあげたくてどんどんエスカレートして金銭感覚がなくなっていく。
私には全く理解できないことで 「もうやめようよ~」とドキドキしながら読んでいました(笑)





「狂うひと」    梯 久美子

660ページ、まず本の厚みにちょっと後退り、大丈夫か? 読み切れるかな?
図書館で受け取った時に身が引き締まりました。
先月、島尾敏雄「死の棘」を無理やり読んだのは 実はこの「狂うひと」を読むためだったのです。
島尾さんの長男から「きれいごとにはしないでくださいね」と残された膨大な資料を託され
島尾夫妻の未発表の日記や手紙、メモなどを参照しつつ書かれています。
本当に救いようのない、信じられない夫婦の年月。
辟易しながらも最後まで読み切ってみて 意外と嫌な読後感にならなかったのが不思議。
これは途中でやめてしまったらダメな本です。





「リーチ先生」     原田マハ

バーナード・リーチ イギリス人の陶芸家 (1887~1979)
史実に基づいたフィクションです。
軽快なテンポで読みやすく460ページが苦になりませんでした。
悪人がひとりも出てこないので安心して読めるのですが、ちょっとつまらなくもあり。







「ジブリの仲間たち」    鈴木敏夫

宣伝って本当に大切なんだと思うと共に、宣伝に踊らされてることに気づきました。
ジブリ作品もいかに宣伝するかでいろいろと悩み、チャレンジを続けてきたことがわかります。
コピーライターの糸井重里さんの力はすごいと改めて思いました。
どれもシンプルなのに心に響く言葉で、これも糸井さんだったんだ!とびっくり。







「努力不要論」     中野信子

NHKの対談番組に中野信子さん(脳科学者)が出ていて面白かったので著書を読んでみました。
努力しなくていい、と言っているのではなくて、ムダな努力はしなくていい、っていうことでした。
「適切なストレスがかかることが、人の力を最大に引き出します」 というのはそうかな、って思えますが
適切なストレスって難しくて、個々に違うだろうし、どうなんだろうか?
脳科学的には日本人はセロトニンが少ないので「真面目にやっているのに報われない」と世界で一番感じやすいそうです。
生まれつきそうって、、、 解決にはならない、、、。
むむむ。。







「熱闘!介護実況」     松本秀夫

介護は戦いだ!
1回表から9回裏まで、認知症の母が逝くまでの介護をラジオの人気実況アナウンサーが中継する、悪戦苦闘、泣き笑いのドキュメント

いくらでも壮絶に書けることだと思いますが お仕事が実況アナウンサーで テンポよく明るく書かれているので
軽く読めます。
ですが、介護は本当に大変なことですし、どんなに一生懸命やっても報われなかったり、
また後悔がついて回るもので何が正しい選択なのかは答えはないと思います。
だとしたら、気持ちは朗らかでいること。 
とっても難しいけれど 自分の状況を実況できるくらいの気持ちを持つことはプラスになると思いました。
プロフィール

nori..

Author:nori..
1960年生まれ☆双子座☆AB型


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