11月に読んだ本

今日は暖かな1日でした。
11月最後の日。
12月も駆け足で過ぎて行くことでしょう。
ああ、時が経つのが早すぎる~~~。






九月が永遠に続けば九月が永遠に続けば
(2005/01/26)
沼田 まほかる

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きれいなタイトルに魅かれて読んだ。
中身は全く美しい話ではなくて鬱々と屈折していて、もう救いようがない異様な世界。

「ホラーサスペンス大賞受賞作」ということで、読み始めはグイグイ引き込まれていったのにだんだんアレレ!?な世界へ突入。
結末が気になって最後まで読んだものの、納得出来ない終わり方でムムム・・・ でした。
最後まで読んだ自分に「お疲れ様でした」と言って本を閉じました。





シューマンの指 (100周年書き下ろし)シューマンの指 (100周年書き下ろし)
(2010/07/23)
奥泉 光

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これも期待はずれでした。
私の本を選ぶ勘が鈍っている11月です。

前半はほぼシューマン論で飽き飽きしました。
文体も好きじゃない。
でも、好きな人は好きなんだろうな、とは思いました。





日本の魚は大丈夫か―漁業は三陸から生まれ変わる (NHK出版新書 360)日本の魚は大丈夫か―漁業は三陸から生まれ変わる (NHK出版新書 360)
(2011/09/08)
勝川 俊雄

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日本の漁業、このままではいけないのだと分かりましたが、それを変えていくのも大変なのだと思いました。
でもやらないと、漁業はどうなってしまうのか。

乱獲で小さな魚まで獲ってしまう。
  1歳のマグロ(体重3キロ)を獲らずに6年泳がせておけば7歳になると97キロになる。
  幼魚と成魚では1キロあたりの単価も大きく変わり、単価は10倍ほど増える。
  6年泳がせれば売り上げが約100倍に増える余地がある。
  利率が100倍つく6年の定期預金を、すぐに解約しているような状態です。

とても分かりやすい説明です。
そんな定期預金があれば6年といわず預けておきたいです。

放射能汚染についても知識を得ることができました。





謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
(2010/09/02)
東川 篤哉

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テレビ放映されてから読んだので、執事の影山は桜井翔くん。
短編だし、テンポよく読めました。
ミステリーというよりはマンガみたいでしたが、私は好きでした。
読んだ後に嫌な気分にならない本はいいです。
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東京交響楽団 第594回定期演奏会

                        サントリーホール


シェーンベルク /  モノドラマ 「期待」 op.17

                    ソプラノ: エレナ・ネベラ

フォーレ / レクイエム  

                      ソプラノ: 森 麻季
                      バリトン: 青山 貴
                      合唱  : 東響コーラス


大雨の中、サントリーホールへ行きました。
11月も半ばを過ぎたのに歩いていると暑いくらい。
変な気候です。

シェーンベルクの音楽は「浄夜」の時も理解できなかったけれど、今日の「期待」は更に分からなかった。
舞台横に歌詞が表示されるのだけど、なんだか暗くて陰鬱。

 登場人物は名のない女一人。
 彼女は月夜の森をさまよいながら恋人を探している。
 森を抜けると恋敵の家の前で惨殺されている恋人を発見し、錯乱した彼女は、苦悩、回想、性的な欲求、嫉妬、
 怒り、諦めといった感情を絶え間なく吐露してゆく

う~~~ん、 吐露された感はすっごくありました。
エレナ・ネベラさんが迫力ありました。
「期待」っていうと、何かいいこと、明るいことというイメージなのだけど、暗かったわ~~。


フォーレ「レクイエム」は美しくて心洗われる思いでした。
PIE JESU、森麻季さんの独唱がきれいだった。
声は聞こえるのに姿がなくて「どこに!?」と思ったら、パイプオルガンの前に立って歌っていました。

10月に読んだ本

今年も残り二ヶ月を切りました。
早い、早い。
毎日少しずつ本を読んでいます。




ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)
(2008/06)
近藤 史恵

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先月読んだ「タルト・タタンの夢」の続編。
下町の小さなレストラン「パ・マル」のシェフがちょっとした謎を解明しつつ、美味しい料理もたくさん出てきます。

7編のうち後半3編は「パ・マル」で起きたことではなく、シェフの修行時代のパリだったり、「パ・マル」を訪れたお客さんの視点から書かれていたりで 前作とは違った状況設定になっていて新鮮味があり面白かった。

事件というほどの大袈裟なものではない、日常のどこかに転がっていそうな謎をシェフが解いていく。
ドロドロしたものはなくて気持ちよく読めるところが好き。





木暮荘物語木暮荘物語
(2010/10/29)
三浦 しをん

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小田急線、世田谷代田駅から徒歩5分、6室のおんぼろアパートに住む4人の住人の日常やちょっとした出来事がそれぞれの目線から描かれている。
隣の人が何をしているかも筒抜けのようなおんぼろアパート。
住人もちょっとお友達にはなりたくないような人たちだけれど話としては面白くて、考えさせられることもあってよかったです。

庭のあるアパートで、そこには大家さんの飼い犬がいて、 長閑でいい雰囲気を想像しながら読みました。
何もかも筒抜けっていうのは嫌だけど、隣にどんな人がいるのかも分からないマンションよりも魅力を感じる木暮荘でした。







先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!
(2011/03/23)
小林朋道

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鳥取環境大学の小林先生の「先生」シリーズ第5弾。

クサガメ、ヤモリ、ヒメネズミ、などなど 写真も載っていて動物たちは本当に可愛らしい。

無人島にひとりで生きる鹿、ツコとの別れの章が胸にジーンときました。
ツコは湖山池という大きな池(長径4Km、短径2Km)の中にある津生島(つぶしま)という小さな無人島にひとりですんでいる。
津生島は長径200m、短径100mくらいの楕円形の島。
ツコは泳いでやってきたと思われる。
だから、本土に帰ろうと思えば泳いで帰れるはずなのに、そこにいた。
小林先生が年に数回、調査の為に島に訪れると姿を見せていた。
ツコも歳をとった。
前脚が弱ってずっと立っていられない状態になっていたけれど、まるで別れを告げにきたかのように先生の前に姿を見せて、ゆっくり茂みの中に下りていったということです。





海にはワニがいる海にはワニがいる
(2011/09/09)
ファビオ・ジェーダ

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10歳で故国アフガニスタンを去った少年が8年間に渡る密入国(パキスタン、イラン、イラク、トルコ、ギリシア)の末にイタリアに安住の地を見いだすまでの日々を、事実に基づいて物語としてまとめた本です。

これが昔の話ではなくてつい最近のことであることにびっくりし、私は平和な国に生まれたのだと思った。
いろんな意味で世界は広いのだ。





バナナは皮を食う―暮しの手帖 昭和の「食」ベストエッセイ集バナナは皮を食う―暮しの手帖 昭和の「食」ベストエッセイ集
(2008/12)
檀 ふみ

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昭和23年~32年にかけて「暮らしの手帖」に載った食に関するエッセイをまとめたものです。

まだ私が生まれていない時代の食のエッセイ。
ただ「あれが美味しい」「○○の××が美味しい」といったものではなくて どの方の文章も素晴らしくて読んでいて心が落ち着くというか、昭和ってよかったんだなと思えました。

表題の「バナナは皮を食う」は植物学者・牧野富太郎さんの文で
バナナは外果皮と内果皮とで出来ていて、私たちの食べている部分はその内果皮である とのこと。
皮を食べていたとは知らなかった~。

戯曲作家の木下順二さんは「味覚と人格の関係について」
「考えてみるとぼくは、先ず大抵のものをうまいと思って食っている。世界中のどこの料理もうまいと思ってっ食ってきた。 だとするとぼくには、まずいものをまずいと感じる能力がないのではないかという疑念が起こらざるを得ぬ。」
とした後で
「味覚の大家や食通というのは、考えてみれば気の毒なものだ。 彼らはうまいものをうまいと感じる幸福を持つと同時に、まずいものをまずく感じざるを得ない不幸をも、しょわされているわけなのだ。」
と書いている。
どこへ行っても何を出されても「おいしい」と食べられる人は本人も周りの人も幸せでいいなあと思った。






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nori..

Author:nori..
1960年生まれ☆双子座☆AB型


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