4月に読んだ本

桜の後はハナミズキの花がきれいに咲いていた4月でした。
花が咲いていないとただの木、と思っていたのがハナミズキだった。
街路樹としてたくさん植えられているんだなと今さら気がつきました。

今月読んだ本






「東京タクシードライバー」  山田清機

13人のタクシー運転手さん、運転手になる前の経歴などを追ったノンフィクションです。
文章が読みやすく先へ先へテンポよく読めました。
本当に人それぞれ、人生いろいろだと思いました。

今は当たり前になっている禁煙車両、
最初はドライバーの健康を守るためにできたということです。
それをしたのは女性の社長さん、素晴らしいと思いました。

著者自身のことを書いた「長いあとがき」も本編以上によかったです。






「藤原主義」  藤原紀香

なにかとバッシングを受けている紀香さん、
美意識の高さはすごいですし、美しくあるための努力もまた相当なものです。
私にはとてもマネできません。

真面目で正直であるがゆえ それが鼻について女性から嫌われてしまうのかな
なんて思いました。




「トットひとり」   黒柳徹子
 
  私が好きだったひとたち、
  私を理解してくれた人たち、
  そして、 
  同じ匂いを持った人たちに

で始まるこの本は、お母さんと慕った沢村貞子さん、兄ちゃんと呼んだ渥美清さん、
向田邦子さん、森繁久彌さん、森光子さん、井上ひさしさん、つかこうへいさん、・・・
黒柳さんと親しかった人たちとの思い出が中心に書かれています。
「トットひとり」のタイトルが寂しく感じられますけど、たくさんの別れを経験されて
今なお元気に活躍されていてスーパーウーマンだと思います。

「ベストテン」でのこと、 当時は子供だった私には考え及ばない様々な苦労があったことも
楽しく読みました。

「窓際のトットちゃん」を書いた時、児童文学の先生が
  私は仕事柄、朝から晩まで、子どもの作文を読んでいる。
  そして「窓際のトットちゃん」を読んで驚いた。
  それは、彼女の文章が、子どもの作文と全くかわらない、ということだった。
  私は、大人で、子どもと同じ作文を書ける人に、初めて会った。
と書かれたそうです。
そう言われると本当にそうで、物事を順番にきっちり書いてあって
それがとってもわかりやすくて読みやすくて、そして楽しい理由なんだと思いました。


 



「もか吉、ボランティア犬になる。」   江川紹子

捨て犬の雑種もか吉くんが優しい人に拾われて、人間大好きな犬になって
高齢者施設や子供の安全パトロールなどで活躍している様子を伝えています。
拾われた時は瀕死の状態で救われ、食べ物や環境のアレルギーもあり、足も弱かったりと
今活躍しながらも丈夫なワンちゃんではありません。
飼い主さんの愛情がどんなに大切かがよくわかります。
写真もあって、どれもいい表情で可愛いです。
誉めて誉めて、誉めてしつけをしているそうです。

あ~、そうだ、私もゴンタには毎日「お利口さんだね」「いい子だね」 って言っていた。
だからゴンタの顔はいつも笑っていたなー。

種類にも寄るけれど 犬って50mを3秒で走るんだって!!
嗅覚といい聴覚といい、人間にはあり得ない能力をもっている。 お犬様すごい。




「ヴァイオリニストは音になる」  千住真理子

天才少女と言われ、それに応えなくてはと厳しい師について1日14時間の練習の日々、
20歳で完全にヴァイオリンと離れた。
ホスピスでの演奏が戻るきっかけとなる。
ホスピスで弾いたことで
 「今までやっていたのは曲芸だったのかもしれない」
 「期待に応えようとしてどんどん音楽からはなれてしまったのではないか」
と感じるようになります。
再びヴァイオリンを始めてもなかなか元のようには弾けず
練習では出来ても本番では出来ない日々が続く。
7年目、チャイコフスキーの協奏曲を弾いて突然感覚が戻ったとのこと。
あ~、やっぱり天才だなぁ と読んでいて嬉しくなりました。

これを読んだら千住さんを好きになると思います。
エッセイもいいですし、ホールの響きなどについて専門家の方との会話もあります。
ホールの重要性がよくわかりました。

演奏家は瞬間芸術、空間芸術。
家で練習しているものをそのままステージでやればいいというものではない。
練習していたバラバラな部分をホールで組み立てて芸術は完成していく。
ソリストって本当に過酷だと思いました。





「あまちゃん」はなぜおもしろかったか   小林信彦

「週刊文春」連載の「本音を申せば」の2013年のエッセイ。
「あまちゃん」にはまっていたそうです。
私も「あまちゃん」で朝ドラを見るようになって「朝が来た」、そして「とと姉ちゃん」と
朝ドラライフになってしまった。
「とと姉ちゃん」では大地真央さんが祖母役なことに驚くと共に台詞回しが舞台女優さんだなぁと
ちょっと周りと浮いているところが好きだったりします。
あっ、脱線していますが小林信彦さんのエッセイは「あまちゃん」は数回出てくるだけで
あとは日々のいろいろです。






「日本人はどう住まうべきか?」  養老孟司  隈研吾

街や建築のことを対談しています。
今の東京のビル街には街歩きの楽しさがない ということには同感。
どこへ行っても入っているお店が同じで商店街の方が魅力があると思う。

「一律の基本をやめてだましだましやる」 という考えも必要だと感じました。








「私は絶対許さない」  雪村葉子

とても辛い話で読むの止めようかと迷いながらも読み終えました。
強く生きている著者ですが それでは幸せにはなれないとやり切れない思いだけの読後です。
彼女の母親の言動があり得ないことばかりで、家庭環境に恵まれなかったこと、
それがこの悲劇を生んだと思います。
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東京交響楽団 第639回定期演奏会

     4/24 サントリーホール


シェーンベルク : ワルシャワの生き残り」
              ~語り手、男声合唱と管弦楽のための
ベルク : 「ルル」組曲

ブラームス : ドイツ・レクイエム


サントリーホールに入るとお花のいい香り、見るとたくさんのお祝いのお花が並んでいました。
東京交響楽団 創立70周年だそうです。
終戦の翌年に創立されたとのこと。
サントリーホールは30周年ですし、仲良くきりのいい年ということですね。


本日の指揮は ジョナサン・ノット
ソプラノにチェン・レイス 
バス、バリトン、語りにクレシミル・ストラジャナッツ
合唱は東響コーラス でした。

シェーンベルク、 ベルクは予想通り、なんかわからな~いな感じでしたが
ソロ、合唱が素晴らしくて心に響きました。
人の声ってすばらしいなと思いました。

ブラームスのドイツレクイエムは美しかった。
1曲目はヴァイオリンを用いない。
ヴィオラの音が豊かに鳴っていました。

ソプラノのチェン・レイスさんが長身でスタイルがよく、さらにすっごい美貌で
女優さんのようでした。
歌わない時、椅子に座っているだけでも素敵でした。
(ベルクは真っ赤なドレス、ブラームスは黒のドレス)

オケと合唱団とソリストとでステージがいっぱいいっぱいで、
今日の席は10列目だったので管楽器の姿は見えなくて、音が聞こえて
あそこにいるんだ!!と思ったりしました。 




桜満開 3月に読んだ本

4月になりました。
開花は早かった桜ですがずいぶんと粘って満開となりました。

3月に読んだ本。




「ルポ コールセンター」  仲村和代

コールセンター 苦情や意見を電話で受け答えする仕事。
ストレスばかりが溜まりそう。
事実、離職率がとても高い。
沖縄やその他雇用情勢が厳しい地方にあって、辞めたくても辞められない人も多い。
日本のサービスはちょっとね・・・と思うこと多々。
東京の店につながっていると思っている電話が実際は沖縄の東京に行ったことのない
アルバイトさんにかかっていて、そのアルバイトさんはグーグルマップで近辺を熟知、
店への道順を教えたりしているそうです(笑)

相応のお金を払ってこその見合うサービスを全ての店に求めるのはおかしいと
常日頃感じています。
もっといい方向へいくといいのになぁ。






「カーテンコール」  川島なお美・鎧塚俊彦

昨年9月に胆管癌で亡くなられた川島なお美さんの癌経験記9章、
それぞれの章の後に鎧塚さんが「追記」を書かれています。

癌を宣告されてからたくさんの本を読み治療について模索するのですが
どれが正しいのか、情報が多すぎて混乱します。
時間もお金もかけて、生きたい気持ちも大きかったのに
本当に残念なことと思いました。
川島さんは闘病記ではなく自分の経験を知らせて参考にして欲しかったようです。
お金があればいろいろな選択肢があるけれど、なければそれなり。
選択肢が多いことがいいとも限らず迷いも多くてつらいとも思えました。





「神戸書いてどうなるのか」   安田謙一

タイトルの面白さにつられて手に取りましたが面白かったです。
神戸を知らない私がそう思うのですから、地元の方ならもっと面白いはずです。
著者が1962年生まれでほぼ同じ時代時を生きてきた、というのも理由です。

「オリックス対阪神の二軍戦を見にいった2008年夏、
 清原は打順以外はグラウンドの隅をサーカスの熊のような動きで歩いて廻った。
 あれほど孤独な生き物を見たことがない。」
これは読んでゾクッとしました。
8年も前にもうそれだけのものを漂わせてなんて。
著者の眼力も凄いです。

それからチューインガムという姉妹デュオの「風と落ち葉と旅人」という歌。
あまりに懐かしくて、これを知ってる人がいたことに感動!
爽やかでハモりがきれいで好きだった~。
YouTubeであります。  いい歌ですよ、って本の感想じゃないですけどね。




「おじいさんになったね」   南 伸坊

伸坊さん、67歳、 私の一回り上でいらっしゃいます。
私も伸坊さんのような気持ちで歳を重ねていきたいです。
読んで優しい気持ちになれるエッセー。
文章に人柄がよ~く出ていて穏やかな気持ちになれます。
なかなかできないけれど いつもご機嫌でありたい。






「海鳴屋楽団、空をいく」  野中ともそ

楽団 っていうところに反応して借りた本ですがスティールパンの楽団でした。

スティールパンってなに?
ググる。
 ドラム缶から作られた音階のある打楽器
 カリブ海最南端の島国・トリニダード・トバゴ共和国で発明された
 「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器発明」と呼ばれており、
 トリニダード・トバゴ政府により、「国民楽器」として1992年に正式に認められた

小説としては日常的な生活であり、それぞれの葛藤が描かれているのだけれど
ファンタジー要素もあるものでした。





「絶対!うまくなるバイオリン100のコツ」  篠崎史紀

上手くなる近道はないものか?
なにかヒントになることがあるかな?

と読んだのですが、残念ながらなかったです。
 一貫して「基礎が大事」 とにかく音階練習。
 基礎練習の部分だけはどんな逃げ口もありません。
と きっぱり正論。

ビブラートのいちばん初歩的な練習方法は?
  2種類の方法のうち、まずひとつのビブラートを習得しよう!

本当にうまくなる音階練習方法
  すべての調の音階を、単音、3度、6度、オクターブで練習する

と、ほぼこんな感じ。

速いパッセージを弾くにはどんな練習をしたらよい?
 テンポを落としてさらう以外に特別な方法はありません。
と書いておきながら最後に
 演奏家がテクニックと称して行っている別の方法はあります。
 しかしそれは教えません。
 なぜなら、手品師は種を明かしてはならないからです。

って、もうワタクシ、ふてくされました  (`o´)







「牡蠣とトランク」   畠山重篤    パトリック ルイ・ヴィトン(画)

50年前にフランスの牡蠣がウィルス性の病気で絶滅の危機に瀕した時に
日本から牡蠣の種苗を送って牡蠣を復活させた。
そして震災後、こんどはフランスの方々が支援をしてくれて驚く早さで牡蠣が育った。
支援者のひとりがルイ・ヴィトンの五代目パトリックさん。
ルイ・ヴィトンの始まりは木製のトランクであり、パトリックさんは森を大切に思っている。
そして畠山さんも牡蠣に必要な栄養たっぷりな海には森が欠かせないとしています。
お二人のつながり、友情に胸が熱くなりました。
是非読んで欲しい本です。

パトリックさんの水彩画が添えられています。
美しく静かな景色です。





「井上ひさし 赤塚不二夫の笑劇場」

今は亡きお二人の40年くらい前の作品。
ナンセンスコントっていうのかな、ほんとにばかばかしいです。
このお二人のコンビなら それでいいのだ  ヽ(´∀`)ノ
プロフィール

nori..

Author:nori..
1960年生まれ☆双子座☆AB型


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