8月の本たち

暑くなると言われていた今年の夏、冷夏・・・だったのか、
それ以前に 夏らしくない やはり環境問題が深刻なのだと感じます。
あ~、今年もあと4ヶ月。
本当に速い、速い。
そんな中でも 本は友達(活字中毒・笑)
ほんの少しの時間でも 好きで手に取った今月の本です。



僕は、涙の出ない目で泣いた。―視力障害の天才ヴァイオリニストがつかんだ人生の光僕は、涙の出ない目で泣いた。―視力障害の天才ヴァイオリニストがつかんだ人生の光
(2000/12)
川畠 成道

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先日、演奏を聴いたばかりの川畠さんの本、一気に読みました。
この本を読んで、また演奏を聴きたいと思いました。
本当に一途で、心の強い素晴らしい人です。

8歳の時、高熱が出て飲んだ薬の影響で、角膜や皮膚が溶けていく病気になりました。
光は感じられるようですが、今の医学では直す手立てはないということ。
「僕の目には涙がありませんので、何種類もの目薬を1時間おきにしなければなりません。
 しかも自分の血液から作った目薬を差さねばならず、常に冷温で保管しなければならないという問題もあります。」
そんな状況でもロンドンに留学し、英国王立音楽院を首席で卒業されたということに驚きました。

ロンドンでのハッソン先生の教え、 音楽の色彩感について
「絵の具の色がいろいろあるように、音にも様々な色があるわけです。
 それはただ単純に音を大きくとか小さくということではなく、もっと乾いた音が欲しいとかウェットな音だとか、霧の向こう側から聞えてくる音、まったくにごりのない透き通った音といったように、まるでフランス絵画のような色彩感を持って音楽をとらえられています」

私には到底出来ないことだけれど、知っているだけでも得をした気持ちになりました。

この本は2000年12月に出版されているのでもう9年近く前になりますが、
その頃ピアノ伴奏をしていたダニエルさんは アンコールで「歌の翼に」を弾いた時に、即興で伴奏をつけてくれたということです。 
そしてこの演奏の評判がよくて、アンコールにはこの曲をよく弾くようになったということ。
「歌の翼に」はピアニストにとっては、楽譜通りに伴奏をつけても面白みに欠けるようで、ダニエルさんは毎回即興で弾いているそうです。

「注意して聞いていただくとおわかりになると思うのですが、中間部の低い音から高音に移る時、音が重音になる最後のところで、ピアノの伴奏が毎回変わります。」

「今日はどう弾くのかな」 なんて、川畠さんもワクワクされているようで、素敵なエピソードです。




天使の降りた街天使の降りた街
(2001/12)
川畠 成道壁下 孝

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川畠さんの短い言葉に 、壁下孝さんの絵が添えられた詩画集です。

印象的だった文

「音楽は 
 ただ部屋の中で弾いているだけでは成長しない
 さまざまな体験を通して成長していくのです」

「僕は
 何もないところも音楽だと思っています
 だから
 間のとり方は
 とても大事なものになってきます」

短い文章だから余計に心に響くように思いました。



スイカの丸かじり (丸かじりシリーズ)スイカの丸かじり (丸かじりシリーズ)
(1996/08)
東海林 さだお

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感想など書けないくらいに面白い東海林さんの本です。

今年は私、スイカがやたらと食べたくて、食べています。
果物の王様はスイカだと思います!!
大きくて立派だし、あの水分量は王様ですね。
しかも、王様でありながら「スイカ割り」なんて痛い目にあっても「許す」懐の大きさには頭が下がります・・・・・   なんちゃって、東海林さんの本を読んでいると自分の頭もこのような回路になっていく(笑)



色で旅するハワイ色で旅するハワイ
(2009/06)
山下 マヌー高砂 淳二

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レインボー、白、緑、青、ピンク、赤、オレンジ、黄色、黒、金・銀、セピア

色ごとにハワイの景色等の写真と文章で構成されています。
写真は本当に美しいです。

緑の多いハワイだが、海底火山が爆発して出来た島なので本来は不毛な大地だった。
そこがこんなに緑の多い地となったのは、偉大なる鳥のウンチからだった。
(大陸間を移動する鳥たちの休憩場所→ウンチに含まれていた種が大地に根付く)
 
 「そういえば、島と鳥という字が似ているのは、そんな互いの依存関係からなのかもしれない?」
なんて、文章も面白いです。

JALの現役CAが集まるフラチームがあるのだそうです。(ハワイのフラ大会で2年連続2位)

     11月にハワイに行くことになったので、ハワイ本をガツガツ読んでいる今日この頃です



この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
(2008/12/11)
西原 理恵子

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子供に向けて書かれた自伝エッセイです。
漢字にはぜ~んぶふりがながついていて、私には読みにくかった。
そこまでふりがなつけなくてもいいのじゃないかしら~

「現実」が書かれています。
アジアの貧困地域の子供達のことは、本当に胸が痛みます。
そこに生まれたら、どうやってもそこから一生抜け出すことなんて出来ない貧しく過酷な日々の生活。
人間は皆平等なんかじゃないと 考え出したらどうにもなくなります。



音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)
(2009/06)
岡田 暁生

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「音楽の聴き方は全く自由だ。
 しかし、誰かからの影響や何らかの傾向なしに聞く事もまた不可能である。
 それならば、自分はどんな聴き方をしているのかについて自覚的になってみようというのが本書の  狙いである」

いろいろ難しく書いてあるんですけど、 

歴史的背景などを知ることによって聴き方がかわってきたり、
自分が今まで得てきたこと(体験・読書など)が「引き出し」となっていて、そこから生じる音楽の好みは人様々なんだ  っていうようなこと  なのだと理解しました。

私自身、ヴァイオリンをはじめてからその方面の音楽を聴くことが多くなったのですが、
最初に聴いてどこがいいのかまるでわからなかった(変な曲と思った)フランクのヴァイオリンソナタが、今はとっても好きな曲。
なんだか意味わかんな~い。 つかみどころがない、聴いていて不快 ・・・  だったのが
なんてきれいなメロディで、ドラマチックで素敵なんでしょう!! ・・・・  ってなりました (笑)

音楽に限らず、少しでも心にひっかかるものがあったら、試してみるのは自分の世界を広げることになるすばらしいことだと思います。




うなぎの丸かじり (丸かじりシリーズ (25))うなぎの丸かじり (丸かじりシリーズ (25))
(2006/09)
東海林 さだお

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「柿ピー問題」では 柿の種とピーナッツの比率を探り当てようと数社の柿ピーを袋から出して数える。

「まずはピーナッツを拾う。 半分になっているのは合わせて1個とし、正確を期す。
柿の種は数が多い上に複雑に欠けているものもたくさんあり、土器の復元のように復元して数え、作業は難航を極めるのであった」

こうして得た結果、 比率は

 2対1、 4対1、 5対1    
「こんなにバラつくとは思わなかった。 せっかくの調査はほとんど意味がなかったのだ」

   どの章もとっても面白いです。
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コメント

川畠さんの本は私も読みました。
(忘れる位前…^^;)
確か、イギリスの学校で「自分の音」「自分の音楽」について指導されるくだりがあった記憶が…
バイオリンを弾きながら、よく思い出しています。
まあ、自分の音の前に、まずはちゃんとした音を出そうよ段階ですが…(^^;)))

楽しかったで~す^^

noriさん、ハワイに行かれるのね!楽しみですね。
・・・鳥のフンがね・・・ふーん・・・(~_~;)
随分前の日記に書いたのですけど、鳥さんの落し物を頭でキャッチしたことがありまーす(しかも上京する途中(-_-;))
でも、臭くないの。むしろ髪がツヤツヤになりましたヨ。鳥さんは偉大なのね~~

>王様でありながら「スイカ割り」なんて痛い目にあっても「許す」懐の大きさには頭が下がります・・・・・
なるほど。(←妙に納得しています)

東海林さだおさんの本、いつか絶対読んでみたい!(なかなか巡り合わない)
柿の種問題も面白かったです。一見どうでもよさそうなことに一生懸命になる人好きです(^^ゞ

♪ ゆいさん

川畠さんの本、お読みになったのですね。

>(忘れる位前…^^;)

でも、ちゃんと覚えていてすごいわ~。
私なんてもうすでに かなり危ういほど忘れてます。

難しいことは置いておいて、楽しく弾ければいいですよね。

♪ ゆみさん

鳥のフンって、髪にいいのかな~。
思いがけない偶然からの発見!!
でも、臭いはなくても抵抗あるな(笑)

東海林さんの本はどれを読んでも面白いから、是非どうぞ。
きっと、ゆみさんのツボにはまると思います。

>一見どうでもよさそうなことに一生懸命になる人好きです

そうでしょっ。 私もそうなのよ~。

ハワイはとても楽しみにしているのですが、30年ぶりなんです。
そう、私にも19の頃があったのだ!!
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nori..

Author:nori..
1960年生まれ☆双子座☆AB型


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