いつも心に音楽が流れていたいつも心に音楽が流れていた
(2009/08/26)
柳田 邦男

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音楽論でも演奏批評でもない、私の人生の中の音楽への回想。~ と書かれていましたが、
その通りで、私も共感できたのが↓の文章。

「私の音楽の聞きかたは、「ここの弾き方は変だ」とか「速度が楽譜通りでないから駄目だ」といった通ぶった感想を持つのが嫌いで、その折々の自分の心情や心境が演奏家の波長と合うかどうかで、「よかった」と思ったり感動したりする。それだけに演奏家の意図や感情に同化されやすい。」

また、この部分にも頷けた
「気持ちが沈んでいる時や挫折感にうちのめされている時に、どんな曲を聴くことが多かったかというと、決して「癒し系」の音楽ではなかった。・・・・・ 短調系の曲が圧倒的に多い。
人は苦悩としっかり向き合い、苦悩を芸術的に昇華させた作品にひたることによって、内面の抑圧感から開放され、無意識のうちに苦悩を糧にして生きようとするいのちの躍動を感じられるようになるのではないか。 そんなふうに思うようになっている。」

私はこんなふうに文章には表す能力がないけれど、音楽は生きる力さえ与えてくれる素晴らしいものだと思う。
美しい文体で、読んでいて心が洗われる気持ちがした。



老化で遊ぼう (新潮文庫)老化で遊ぼう (新潮文庫)
(2008/02)
東海林 さだお赤瀬川 原平

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昭和12年生まれの東海林先生と赤瀬川原平さんの対談集。
 
1~3話はゲストに 藤森照信さん、阿川佐和子さん、藤原正彦さんを交えての対談で、このお三方もとても楽しいお話を展開されて1冊で内容がつまっていてお得な本でした。

お二人とも70歳を越えられましたが、話の内容は子どもみたいでもあり若々しい。
私の目標とさせていきいただきたいです。

S 「でも、僕たちもうすぐ死んじゃうからね(笑)。」
A 「まあ、もうひと息だからね。」
S 「あとは逃げ切るだけだね(笑)。」

で終わっていますけど、なが~~い逃げ切り人生を送って欲しいです。



欲望 (新潮文庫)欲望 (新潮文庫)
(2000/03)
小池 真理子

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小池真理子さん 恋愛三部作の最後「欲望」
この作品はどうも最後までなんだか集中できず、やっとの思いで読み終えた。
最後まで読めば「読んでよかった」と思えるのか・・との期待をもってのことでしたが、ダメでした、残念。
舞台設定となっている場所が知っている場所ばかりだったので、その点は「なになにっ!!」とワクワクしたのですが、ストーリーがどうしてもしっくりこなかった。
一気に読んでしまった「恋」が一番よかったな~。



昭和二十年夏、僕は兵士だった昭和二十年夏、僕は兵士だった
(2009/07/29)
梯 久美子

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大正8年~15年生まれの5人の方、昭和をまるごと生きてこられた方たち。
俳人の金子兜太さん、考古学者の大塚初重さん、俳優の三國連太郎さん、漫画家の水木しげるさん、建築家の池田武邦にインタビューをし、書かれた本です。
著者の梯(かけはし)久美子さんは私と同年代の方です。
自ら話を聞いてみたいと思う方にアポをとり、まとめ上げた一冊。
余計なことは書かずにダイレクトにインタビューしたことだけが書かれていることにより、迫力さえ感じられた。
 
特に池田武邦さんの項は 胸に迫るものがあり泣きそうになりながら読みました。
軽巡洋艦 矢矧(やはぎ)の乗員として マリアナ沖、レイテ沖、天一号作戦を戦った。
天一号作戦とは、戦艦「大和」とともに出撃した、沖縄海上特攻。
大きな犠牲を出した3つの海戦を経験し、いずれも生き残った。
沖縄海上特攻の時、21歳だった。

日本初の超高層ビル建築を成功させ、大きなプロジェクトを次々に手がけ、国内有数の設計事務所に育っていった。
その過程では困難もあったが、戦争中に経験したことに比べれば大したことはなかったと池田氏は言う。
一度だけ仕事のストレスから顔面神経痛になったことがあった。
その時氏は、自宅玄関の、ドアを開けると真っ先に目に入る位置に、沈没する「矢矧」の写真パネルを掲げたという。
あの時のことを思い出せば、こんな困難なんかどうってことない。

今、平和な世の中で暮らせることに感謝の気持ちを忘れてはならないと思いました。
読んで本当によかった一冊です。




パイナップルの丸かじり (丸かじりシリーズ)パイナップルの丸かじり (丸かじりシリーズ)
(2007/02)
東海林 さだお

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面白かったです~。
表紙の絵は、パイナップルの葉っぱのところを手で持ってぶら下げるとずっしり重くて、ウサギの両耳を持ってぶらさげて遊んだことを思い出すな~ って そういう絵です。

坦々麺は発祥の地中国四川では汁なし麺であったのが 40年前料理の達人の陳建民さんが日本人向けに汁を加えたのだとか、へえ~ っと思うこともたくさん書かれてます。



偉いぞ!立ち食いそば偉いぞ!立ち食いそば
(2006/06)
東海林 さだお

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メインテーマが 「富士そば」 という立ち食いそば屋の全メニュー制覇。

読んでいたら 「富士そば」のそばを食べてみたくなり、行ってしまった・・・私って・・・
この本が書かれてから4年くらい経っていて、その間に立ち食いから座り食いになっていました。
本を読んで食べたかったのが 玉ねぎ天そば だったけれど、それも無かった。
ので、春菊天そば を食べました。
全メニュー制覇はもう東海林先生が達成したので、私は春菊だけで満足。




久しぶりに絵本を二冊。
柳田邦男さんの「いつも心に音楽が流れていた」で紹介されていた絵本です。
ヴァイオリニストヴァイオリニスト
(2001/02)
ガブリエル・バンサン

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絵本と言ってもデッサンで、大人向けの本でした。


わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)
(1986/10)
スーザン・バーレイ

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大切な人を失った悲しみから立ち直っていくことを描いた絵本。
こちらは色彩もきれいで、悲しみの中にも心温まるお話でした。



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1960年生まれ☆双子座☆AB型


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