3月に読んだ本

4月になりました。
満開の桜がきれいです。
それから木蓮も大好きな花で、駅に向かう街路樹に白い花がたくさん咲いていて4月の訪れを感じさせてくれます。
消費税8%はなんだかねぇ。
じきに10%になるというところが嫌な感じ。

3月に読んだ本です。




セラピストセラピスト
(2014/01/31)
最相 葉月

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タイトルの「セラピスト」は精神科医とカウンセラーの総称です。
日本の精神医療と臨床心理のあり方を問う内容のノンフィクション。
とても重いテーマの本で、読むのに時間を要しました。

「絵画療法」「箱庭療法」というものがあり、実際に写真で見られて興味深かったです。

80年代、クライアントにも主体性があって抱えている問題を言葉やイメージで伝えることができたが、今、言葉にならない、イメージでも表現できないそうです。
しっかりとした自我のあることを前提とした従来の心理療法のシステムが立ち行かなくなりつつあるとのこと。

最終章では著者の告白があり、ここは圧巻。 ゾクゾクしてしまいました。
なぜこのテーマに取り組んだのかが最後に明かされたのです。

この本を読んでいる時にも考えられないような事件が起きて報道され、まさに自我のない人が増えているんだと実感できてしまって恐ろしいと思いました。





そうか、もう君はいないのかそうか、もう君はいないのか
(2008/01/24)
城山三郎

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奥様を亡くされた著者が悲しみの思いを書いている本なのかと思っていましたが、そうではなく出会いからのことを淡々と綴っているものでした。
明るい奥様の力は大きかったんだなぁと伝わってきました。
出会った時に「妖精」のようだったと書かれていて、そんな風に思われて文章にされたら奥様も幸せだったのだと想像できました。

次女の井上紀子さんが最後に書かれていた文章に心を打たれました。
これがあってこその「そうか、もう君はいないのか」なのだと思いました。





いつも彼らはどこかにいつも彼らはどこかに
(2013/05/31)
小川 洋子

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8編の連作の短編で、どれにも動物が登場します。
すっと読めるものと、なんだか意味不明なものとがありましたが、
私の好みの本ではなかったです。
表紙が可愛くて期待しちゃったのがいけなかったようです。






転がる香港に苔は生えない転がる香港に苔は生えない
(2000/04)
星野 博美

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分厚い本でしたが、香港を存分に感じることが出来てガツガツ読みました。
著者のバイタリティーに圧倒されながら、読んでいて活気をもらったような感じです。






戸越銀座でつかまえて戸越銀座でつかまえて
(2013/09/06)
星野博美

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「転がる香港・・・」が熱く面白かったので星野さんの最新刊を読んでみました。

ええっ!! 同じ人とは思えない。
そこにはあのエネルギッシュで怖いもの知らずの星野さんはいませんでした。


40歳を過ぎて、結婚歴なし、子供なし。愛猫が二匹。
「自由」に生きることを追い求め生きてきたけれど、「自由」過ぎることに少し疲れた……。

そうですが、
それが、それも、人生ですね。
いつもいつも前向きに突き進んでばかりじゃいられない時だってある。

実家のある戸越銀座に帰って、商店街で誰とも顔を会わせたくなくて会わないような時間帯に出かける。
思いっきり後ろ向きで、却ってそこからエネルギーをもらえるような一冊でした。






むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白くむずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く
(2014/01/31)
永 六輔

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タイトルは井上ひさしさんの言葉で、永さんが好きな言葉だそうです。
パーキンソン病と闘いながら滑舌が悪くてもラジオ番組を続けて、そしてその番組を楽しみにしているリスナーさんがたくさんいて。
昭和を感じる本でした。






父でもなく、城山三郎でもなく (新潮文庫)父でもなく、城山三郎でもなく (新潮文庫)
(2011/07/28)
井上 紀子

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家族愛が伝わってくる一冊でした。

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Author:nori..
1960年生まれ☆双子座☆AB型


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