3月に読んだ本


桜が咲いていますが、ちょっと寒いと感じます。
場所によって満開だったり、まだあまり開いていなかったり。
一斉に咲くもの、と思っていたのでばらつきにびっくり。
いつもそうだったかな?
3月に読んだ本です。


「人生を変えてくれたペンギン」   トム・ミッチェル

表紙の可愛らしいマゼランペンギンは、ファン・サルバドールと名付けられたこの本の主役です。
このファン・サルバドールの絵が折々に描かれていて、絵を見ているだけで癒されます。
1960年代の話なのかな? たぶんその位の時代のことで実話だそうです。
ウルグアイのブンタ・デル・エステの海岸で重油にまみれてたくさんのペンギンが死んでいました。
そこを通りかかった著者が、まだ息をしているペンギンを発見して助けます。
インターネットのない時代、ペンギンの洗い方も調べられない中 とにかく助けたい一心で
ペンギン洗いに格闘します。
クチバシで噛まれて血だらけになりながら洗っていると、ペンギンはやがて自分を助けようと
洗ってくれているのだと悟ります。
その瞬間から二人(著者とペンギン)の心が通い合いました。

「なぜペンギンは触れ合う人間にこれほど安らぎと慰めを与えてくれるのか?」
とありますが、ファン・サルバドールは著者が勤務していた学校で生徒たちとたくさん触れ合い
人気者になっていきました。
原題は 「The Penguin Lessons」
生きものが棲み続けられる海を守っていかないといけないのだということも思いました。




「謎のアジア納豆」    高野秀行

エピローグに 「いったんのめりこむとどこまでも突き進む性格だが、まさか納豆なぞというものに
ここまで行ってしまうとは夢にも思わなかった」  とありますが、本当に凄いです。
納豆でこんなにも書くことが溢れちゃうなんて、読み応えがありました。
納豆は藁に包んで発酵させて出来たもので日本の食べ物、と思っていましたが
それは全く違いました。
納豆は「辺境食」だったと著者は言われていますが、国は違っても人間の知恵は同じところに
行きついていてそれも面白いと思いました。
読んでいると納豆を食べたくなります。
納豆好きな方、是非読んでみてください。
私は大粒で粘りの少ない納豆が好きです。







「サロメ」    原田マハ

とても面白かったです。

世紀末ヨーロッパで一世を風靡した作家オスカー・ワイルド、彼の戯曲『サロメ』に悪魔的挿画の数々を提供した夭折の画家オーブリー・ビアズリー、姉で女優のメイベル・ビアズリー。この三人の関係が、史実という大樹に絡みつく蔓草のようなフィクションに彩られる。

↑という話で、本を開けばオーブリーの欝々とした世界へ入れます。
25歳という若さで病気で亡くなるのですが、芸術的才能の塊りのような人で、
オスカー・ワイルドとの出会いによって更に磨かれていく、そして異世界へはまっていく
様子が描かれています。
弟に献身的な姉のメイベルが話が進むうちにいつのまにか「あれっ、お姉ちゃんが怖くなってきてる!」
と気づいて、そこにゾクッとしてしまいました。
ネットでビアズリーの絵を見てみましたが、私の好みではありませんでした。





「おせっかい屋のお鈴さん」    堀川アサコ

お鈴さんは可愛い女の子の幽霊、 成仏できずにいるのだけど信金に務めるOLカエデにはなぜか見える。
仙台を舞台にしたファンタジーというか 妄想的お話です。
ほっこり気分になれます。





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1960年生まれ☆双子座☆AB型


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