年末に読んだ本

明けましておめでとうございます。

天気に恵まれた年末、そしてお正月でした p(*^-^*)q
今年もマイペースで過ごしていきたいです。

昨年12月に読んだ本。





「漂流の島」   高橋大輔

フィギュアスケートの高橋大輔と同姓同名だー、とそこにビックリしながら読み始めました。
サブタイトルが 「江戸時代の鳥島漂流民たちを追う」
漂流してたどり着いた人たちが極限の中で希望を失わずに生還していったり、
力尽きて命を落としたり、人間って凄いと思います。
また、アホウドリを私利私欲の為にいるだけ殺して羽毛を売って儲けた人には
本当に腹が立つ。
人間はいろいろ。
ノンフィクションですが、それはそれはドラマチックです。





「ショパン・コンクール」   青柳いづみこ

ポーランドのワルシャワで5年に一度開催されるショパン国際ピアノ・コンクール。
2015年の春の予備予選、秋の本大会をレポートしながらコンクールの有りかた、ショパン音楽の
本質と解釈の多様性、ピアノ教育の役割、今後の指針などについて書かれています。

コンクールを受ける書類審査、DVD審査、 まずここで受からなければならないのですが
良い環境でDVDを作らないと先へは進めない。
そこからもうとても難しいのです。
最近はマイ・椅子を持ってコンクールに臨むコンテスタントがいるそうで、椅子の高さなども
重要なんだ!と知りました。
ファイナルの協奏曲ではオーケストラの力量も関わってくるし、誰もが納得する結果というのは
ないものだと改めて思いました。
私は譜面通りに弾くよりも、弾く人の人柄が表れた聴いていて楽しめる演奏が好きです。
音楽を審査するって、本当に難しい。





「夏子の冒険」   三島由紀夫

面白かったです。
最後が なんちゃて、チャン、チャン。 な終わり方で笑えます。

村上春樹の「羊をめぐる冒険」が本書のパロディあるいは書き換えであるという仮説もあるそうだと
あとがきにありました。
「羊をめぐる冒険」はかなり前に読んで好きだったのにストーリーを完全に忘れている。
もう一度読んでパロディなのか確かめようと思います。






「死の棘」  島尾敏雄

辛気臭いです。 
この異常な世界は読まないとわからないですし、
自分がとても精神が穏やかなんだわ~ と感じられます。

東京交響楽団 第647回定期演奏会

12/3 サントリーホール


   ワーグナー : 「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲

   デュティーユ : チェロ協奏曲 「遥かなる遠い国へ」
                Vc ヨハネス・モーザー

       アンコール  バッハ: 無伴奏チェロ組曲第1番から「サラバンド」

   シューマン : 交響曲 第2番



プログラムにちょっと華がないような、その為か空席が目立ちました。
指揮はジョナサン・ノット。

ワーグナーとデュティーユは続けての演奏ということで、最初からソリストが台に載っての演奏でした。
どうして間を入れずに演奏するのでしょうか?
デュティーユは亡くなってまだ3年、生誕100年を迎えた作曲家です。
曲は聴いていても難解で、 テクニックは高度なんだろうなとは思うのですが
私にはつまらなかったです。
終わり方も意味不明。
 「狂騒を先導してきたチェロ独奏が唐突なトレモロで全体の幕を下ろす」
とプログラムに書かれていましたが、あれ!?何の音? と思ったら
チェロがひとりでシャカシャカやっていて終わった( ‘o’)
ヨハネス・モーザーさんは長身で素敵な方でした。
遠目で見ると厚切りジェイソンに似ていた。
デュティーユは私の力不足で理解出来なかったけれど、
アンコールのバッハは美しくいつまでも聴いていたい感じでした。

後半、シューマンを聴いて、
ああオーケストラを聴いている(^-^)/ と嬉しく思いました。
デュティーユさん、ごめんなさい。

11月に読んだ本

カレンダー最後の一枚になりました。
高騰していた野菜もだんだん元の値に戻ってきて嬉しいこの頃。
野菜を大切に食べ切る習慣がつきました。
11月に読んだ本はどれも面白かったです。(^-^)/




「旅をする木」    星野道夫

22歳でアラスカへ行って以後18年間暮らした星野道夫さんの本。
自然の中で生きる素晴らしさ、過酷さ、そこでしか得られないたくさんのこと。
ぬくぬくと生活しているのに不平不満を言う私に静かに喝を入れてくれました。
小さなことに腹を立てるなんてつまらない、本に書かれていたアラスカの光景を想像すれば
純粋な自分を取り戻せる気がします。
表紙はカリブー。





「四千万歩の男 忠敬の生き方」      井上ひさし

「四千万歩の男」は全5巻の長編なのでちょっと手が出ませんが、こちらはそれを軸としての話や
対談などからなっています。
'82年の安野光雅さんとの対談、お二人ともお若い写真が載っています。

56歳から72歳までの17年間、「二歩で一間」の歩幅で日本の海岸線を歩き尽くして
実測による日本地図を完成させた忠敬さん。
わたくし、ちょうどその歳なんですけど、ほぼ歩かないで一日終わる日もある。
ダメだわ、でもそんなに歩くのは無理。
忠敬さんのモットーは「目の前のことに集中せよ」だそうです。
こちらも耳が痛い。

地図を作った凄い人、に終わらず その地図が幕府の図書館に入りっぱなしで
やがてシーボルト事件が起こった、とか悲しいこともあったことを知りました。






「不機嫌な姫とブルックナー団」    高原英理

ブルックナーを偏愛する人をブルオタ(ブルックナーオタク)って言うそうです。
私はブルックナーの交響曲好きですけど、それは既に認められて演奏されるようになっているから
好きと思えるようです。
初演の頃は演奏者にもバカにされてまともに演奏してもらえなかったようです。
ブルックナーがいじめにあっていたなんてびっくりしました。
軽く読める本で楽しめます。
でも女の子の言葉使いが汚いのが気になりました。
今風って言えばそうなんだけど私には馴染めない部分でした。









「うるさい日本の私」   中島義道

街で、車内で、家にいても、あらゆるところで音が流れてくる。
宣伝だったり、案内っだり、焼き芋屋さんに竿竹屋さん、、、、
著者はそれらの一切がガマンできず、いちいち止めるように申し出たり争ったり、
それはもうすごいエネルギーで立ち向かっていくのです。
読み物としては面白いですけど、あまりに徹底していて
この人には近づかない方がいいな、と思えます(笑)
電車の案内に関しては 「ご利用有難うございます」などはカットしていいと思えるし、
本当に必要なことだけを言えばいいのかと思います。
あまり神経質になるとイライラする時間がもったいないです、鈍感力も必要だと痛感。





「夜は暗くてはいけないか」   乾 正雄

先月読んだ椎名誠さんの「すばらしい黄金の暗闇世界」で触れられていた本で、
興味を持って読んでみました。
著者は建築学者で照明と色彩の専門家です。
私には難しい箇所もありましたが挫折せずに読めました。
暗さのもたらすもの、 暗さをたずねて、現代に暗さをつくる、と
話が進められていきます。
ヨーロッパと日本を比較するだけでも明るさ、暗さへのとらえ方が違って
今まで考えたこともなかったことを知ることが出来てちょっと賢くなった気分。
でもやっぱり明るいのが好きな私です。


世界遺産 ラスコー展

上野、国立科学博物館へ行ってきました。

ラスコー(フランス南西部)のクロマニョン人が残した洞窟壁画です。
1940年に少年が連れた犬が穴に落ちたことによって発見されたそうです。
犬を助けるために穴に降りて地下通路を目にし、友達とランプを持って探検、
壁画を見つけ、興味をもった教師が中に入り驚き、学者たちが観に入った。
そんな経路で2万年程前のたくさんの壁画の発見に至りました。

その後見学者が殺到、それまで良好な状態で保存されていた壁画が
人が入ったり空調を調節したことなどからカビ、コケ、変色などが出てきて
フランス政府は立ち入りを禁止しました。
1979年、世界遺産に。
1980年、複製した「ラスコー2」という洞窟を作って観光名所に。
更に、コンピューターやデジタル技術を駆使して国際巡回用に「ラスコー3」を制作。
今回の展示はその「ラスコー3」です。
洞窟壁画は蛍光塗料で縁取りがしてあって、照明がついたり消えたりするのですが
消えた時に絵が浮かびがって幻想的でとてもよかったです。

2万年も前とは思えない壁画、ヤギ、馬、鹿、バイソンなどの動物の絵が描かれていました。
全体的に可愛いかんじ。
中でも子供の落書きみたいなタッチの「トリ人間」はユーモラスで私好み。
オオツノジカの骨格標本が展示されていましたがあまりの大きさにびっくりしました。
もはや鹿ではなくて恐竜に近かった。 大迫力です。

クロマニョン人は、現代人と変わらない容姿でした。
背丈も顔も。
石や骨、角などから道具を作っていましたが、単に道具というだけでなく
動物をかたどった飾りなどを施したり、美術品のようだったのには驚きました。
クオリティがとても高いのです。
針もこの頃作られて、それは今と変わらない仕上がりで、よく作れたものだと
2万年前がよくわからなくなる感覚です。

出口のショップで「トリ人間」のグッズを期待したのですが、手ぬぐいしかなかったので
ガチャポンのピンバッジに賭けてみました。
ピンバッジなのに400円もする。  ガチャポンに400円って、と思いながらもやったところ
転がり落ちたのは クロマニョン人の男の子でした。
ガチャポン運悪い。。

「ラスコー展」を出て、科学博物館の常設展を少し観て行こうと地球館へ。
1階の「地球の多様な生きものたち」を観ました。
とても見ごたえがあって、他も観たかったけれど、体力の限界。
次の機会に観ようと思います。
観て歩くっていうのは意外と疲れるものなのです。

パンダのホアンホアンの剥製がツチブタと一緒に展示されていました。
80年代に国民のアイドルだったホアンホアンが今はツチブタと一緒に
科学博物館にいますよ~。

続きを読む

ゴッホとゴーギャン展

東京都美術館
混雑を覚悟して行きましたが平日だったので並ぶことなく入れました。

ゴッホとゴーギャンについては本で少し知識を得て行ったので
どの作品も感情移入して観てしまいました。
やっぱり事前勉強は必要。
音声ガイドを借りましたが、勉強していけばそれも必要ないわけでした。

考えは合わないのに人として魅かれあっていたであろうゴッホとゴーギャン。
この絵を描きながら苦悩していたんだ、 とか 希望を持っていたんだ とか
なんだか切ない思いになりました。

そして ゴッホの弟テオとその妻はゴッホを支えて立派だなぁと深く思いました。


帰り際、はがき大の大きさに出来上がるジグソーパズルのガチャポンがありました(300円)
7作品あって ゴッホの「自画像」か「ひまわり」が出ることを願ってガチャポンしました。
なんとゴーギャンの「自画像 レ・ミゼラブル」という暗い作品が出来上がり
ほんとに無常を感じながらジグソーパズルを眺める私でありました。(;д;)
プロフィール

nori..

Author:nori..
1960年生まれ☆双子座☆AB型


最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク